前回は、そもそも
財務的に信用に値しない
会社と取引しない
という話でした。
では、それ以外に建築会社に
お金を持ち逃げされて現場放置になる
リスクを回避する方法ってあるのでしょうか？
あります。
その方法は
そのヒミツの方法は！
（秘密でもないけど）
それは出来高払いです！
一般的に建築をするのに
着工金3割、中間金4割、完工金3割
これ位で建築費の融資を引きだし
払うことが多いです。
しかし、工事より支払いが
先行している事が多いです。
それで建築会社が資金繰りに窮すると
最初に職人が逃げます。
そして倒産になると完全に工事が止まり
他に再請負しようとしても追金をしないと
工事を再開できない事態に陥ります。
なので「工事より先行して沢山払わない！」
為の手筈が重要になります。
建築会社は、材料は買掛けで買うので
支払いは1～2か月後、職人の手間賃も
月で締めて払うのは翌月か翌々月です。
銀行の融資承認を得て
払うことが確実である施主が
なんで工事に先行して前払い
しないといけないのですかね？
施主にとって工事が始まれば
建築現場は人質みたいなものです。
人質感を無くす努力が必要です。
融資承認を得る前に工程表と
詳細見積もりをもらって
洗い出せば、どのタイミングで
どれくらいのお金がかかっているのか？
だいたい知ることが可能です。
それを洗いだして出来高払いの判断となるよう
「銀行担当者から聞かれているから」と建築会社に
稟議に必要な書類として作ってもらいます。
そして出来高払いの融資承認をもらって
建築会社に伝えてもらえばよいのです。
建築会社は銀行から
「融資するよ。次の条件だけどね」
と言われたら大損させられるわけで無し
まず承認するはず。
少し高度な交渉が
必要かもしれないですけど
支払うお金を後ろへ持って行く
そうすることでリスクを減らせます。
今回は（３）に続きます。
それではごきげんよう。