先日、銀行で話していて
「これからの時代、
相続対策の方が貸したくない」
との話でした。
ちょっと驚き
でも、話を聞けば当然
相続の方が借りにくく
なっているのはなぜか?
その訳とは?
その担当さんは
相続対策でアパート建設を持ち込まれると
「そもそも相続対策が必要なんですか?」
という洗い出しから始めるそうです。
実は、相続対策が必要な地主さんなんて
都市化された場所に持っている一部の人だけ。
必要のない相続対策をするのは本末転倒だから却下。
そして相続対策でアパートを建てると
銀行は「争続」に巻き込まれて
とばっちりを受ける可能性がある。
だから法定相続人全員の連帯保証を入れてもらう。
個人だったら団体信用生命保険ウェルカム!
相続対策だと団信入らないから
所有者死んだら口座凍結リスクで
銀行がとばっちり!
説明を聞けば、相続対策で
「リスクオーバーな賃貸経営」を
やらせる理由は銀行にはありませんね。
つい最近、不動産貸付業は
『不況業種に認定』されました。
銀行が知らないはずがありません。
不況業種に経営者感覚無く
何千万円、何億円とお金を借りる。
そんな人にお金を
貸したくないのは当然です。
私の指導する不動産投資家育成協会は
生徒さんに「賃貸経営事業者になる」
という事をきっちり教えます。
エリアマーケティングで埋まる物件で
持ち込む生徒さんの属性を棄損せず
リスクオーバーにならないエントリーを
目指しています。
これらの地域を調査した報告書と
事業計画書を作らせて金融機関に持ち込む、
事業性融資としては王道の取り方を目指します。
これを続けていると一部の銀行の担当者は
育成協会の生徒さんだというだけで
ほとんどの案件を通してもらえます。
ひとつひとつの案件をきちんとやる。
融資が閉じたといっても
担当のノルマが無くなるわけでもありません。
だからこそ、担当さんは安心して貸せる
きちんとした貸出先を欲している。
僕は、そう思います。
それではごきげんよう。